太宰フェアー①『津軽旅行記(前編)』

太宰治生誕100年を記念して、今年は「一年間太宰をやろう!」と責任者が言い出した為、
企画の第一弾は、その責任を取って大野自ら太宰の出身地である津軽まで遠征取材に行ってきました!

このレポートは、やはりこの曲にのせてご覧ください。北の国から(LIVE版)

 

拝啓、父さん、お元気ですか?

僕は生まれて初めて、青森の津軽に行って来ました。

岩木山

どーん、まずは岩木山です。

山の頂には雪が残り、とても美しく雄大でした。手前はリンゴ畑です。

 

しかし、地元の人から言わせると、

「雪も積もっていね、桜も咲いていね、なんでこの時期にきだの?」

と津軽弁でいきなり言われ・・・。

 

深夜バスで10時間あまり。

フランスに飛行機で行くのとあんまり変わらない時を過ごしてきたのに・・・。

出鼻をくじかれるとはまさにこの事で。

さすがに、こたえました。

しかし、僕は一人、津軽を旅しなければいけません。

話を続けます。

 

青森第三の都市・弘前からJRで五所川原という所まで行き(約20分)、

そこから津軽鉄道で、太宰生誕の地・金木まで行きます。

乗る電車は、

走れメロス

『走れメロス』!

名前がベタい!ベタ過ぎます!

あ、いえいえ、とても素敵な電車なのです。

こんな素敵な電車に揺られる事30分。

いよいよ着きました。

太宰のふるさと
金木!です。

父さん、金木の町はこんなのどかな町でした。

 金木①

金木②
金木③

ねぇ、いい町でしょ。

街の到る所に、

生誕百年

という小さな、遠慮がちな旗が飾られています。

走れメロス マラソン

というマラソン大会も行われるようです。

ゲストは、あの福士加代子です。

父さん、さすが地元・津軽では『太宰治生誕100年』盛り上がっています。

 

3月の津軽は、まだ風が冷たく身にしみます。

僕は津軽滞在中のこんな格好をして町を歩いていました。

大野完全防備

とにかく寒い!寒かったです。

あ、僕の話はいいですか?

太宰の話を続けます。

 

駅から歩く事5分ぐらいでしょうか、

ついに僕はその太宰の聖地にたどり着きました!

じゃーん!

斜陽館

 

斜陽館②

どーです父さん、これがあの有名な斜陽館(しゃようかん)です、

文豪・太宰治が生まれた場所です!

でっけぇー、父さん、この家デカイ過ぎます!

豪邸です。噂には聞いてましたが、太宰は金持ちです!

前回取り上げた萩原朔太郎も金持ちでしたが、それとは比べ物になりません。

東京ドーム1個分はないでしょうが、とにかくデカイんです!

しかし逃げ出すわけには行きません。勇気を振り絞って中に入ってみます。

 

ガラガラ、『お邪魔しまーす。』

斜陽館1F① 

板の間部分の天井

斜陽館1F② 

茶の間(奥)、常居(手前)。太宰の父(津島源右衛門。県下有数の大地主)が茶の間、兄(三男・津島文治は初代・青森県知事)が常居で、6男の太宰はさらに手間への板の間で、女中さん達とご飯を食べていたそうです。

斜陽館1F④

仏間。右側の大皿は、旅館として経営されてた時に使用されてたもの。

*ちなみに1949年の太宰自殺後、1950年に津島家はこの家を手放し、町内の旅館経営者が買収して旅館として運営、1996年金木町が買い取り、1998年に記念館としてオープン。

斜陽館1F⑤

1階通路

 

父さん、二階もスゴイことになってます。行ってみましょう。

階段①

二階へ

まずは洋間から

洋間

二階洋間②

フランスかよ!と思わず突っ込みを入れたくなるような部屋から、

金の間②

金の間

銀の間

金かよ!銀かよ!と突っ込みを入れたくなる部屋まで・・・。

ちなみに、銀の間の通路の床は大理石・・・。

 

父さん、もう僕はどうしたらいいのでしょう?

さすがに、そんな気分になります。

二階通路②

二階通路①

2階通路 

 

係りの方にお話を伺った所、このお屋敷

・明治40年、米蔵にいたるまで日本三大美林のビバを使用。総工費4万円、現在の価格で、7、8億円。

・1階11室278坪、2階8室116坪。蔵や庭を合わせると、総面積約680坪。

 

まさに

【斜陽館=青森のベルサイユ宮殿】です!

 

最後に、支配人の今さんとお話しすることが出来ました。今回の【おおのの太宰フェアー】の企画を説明した所、「一緒に盛り上げていきましょう!」とおっしゃっていただきました。ありがたい事です。僕も頑張ります!

斜陽館 http://www.goshogawara.net.pref.aomori.jp/16_kanko/dazai/syayoukan.html

みなさんも是非一度、太宰のふるさと『斜陽館』に行って見てくださいませ!

 

父さん、お話が長くなりました。まだまだ、お話したい事がありますが、それはまた次回にします。

長いお手紙ですいません。お元気で。

敬具

取材・文・写真/大野裕明